IF Another despair side:Syugeibu

あってはならない未来。 けれど、ありえなくはない未来。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

Le.4

【IF Another despair】亡霊と詩人②


アイツが生きている…。
能力者の上司の男は拳を握り締める。

「…いかがしますか?」

隣りに立っていた付き人は小さく尋ねた。
答えは決まっている。

「彼女のおかげで分かった洋館の主…。部隊を集めろ!ここで奴を葬る!」

上司は付き人に言い、付き人は頷き部屋から出て行った。

「黒き亡霊…、お望み通りその誘いに乗ってやる!」

上司は誰も居ない個室で笑った。


【アオバエリア~洋館~】

「なるほど…、そう来ましたか…」

亡霊はクスクスと笑った。
亡霊の背後に居た詩人もまた楽しげに笑みを浮かべていた。

「楽しそうだね。おに…じゃなくて亡霊?」

詩人の問いに亡霊は狂気の笑みを浮かべる。
兄だと言うのにその異様さに少し身震いした。
まぁ、自分も同じなのだが…

「危険と判断されただけで殺されたあの子達の仇がとれますからね…。」

「でも、それだけじゃ終わらないでしょ?それじゃわたしがつまらない。」

詩人は子供っぽくむくれた。

「勿論です…。政府が無くなるまでは戦いますよ…。」

亡霊は苦笑した。

「さて…、皆さん…。間もなく政府の方々が来ます…。存分にもてなし、引き込みましょう…狂気の海に…」

亡霊がそう言うと人形は喝采を上げ、家具は嬉しそうに飛び回った。

それを見た亡霊と詩人は狂おしく笑った。

「さぁ…、楽しい物語の始まりです…」

亡霊はそう呟き。
窓から空を見た。

紅い月が荒れ果てた街だった地を血の色に照らしていた。
スポンサーサイト
  1. 2007/09/05(水) 00:23:40|
  2. 番外編
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Le.5 | ホーム | Le.3>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ifadsides.blog118.fc2.com/tb.php/11-bf903062
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。